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IPv6

IPv6 は,IPv4 のアドレス(32ビット)が足りなくなったことに対して,アドレスを128ビットに広げた IP です。 アドレスが増えただけでなく,仕組みもいくつか変わっています。 ネットワークスペシャリストの午前Ⅱを中心に,IPv4 との違いが問われます。

IPv4 との主な違い

IPv4IPv6
アドレスの長さ32ビット128ビット(16ビットずつ「:」で区切って16進数で書く)
ヘッダー可変長基本ヘッダーは固定長。追加の機能は拡張ヘッダーで付ける(拡張ヘッダーの長さは8オクテットの整数倍)
MAC アドレスの解決ARPICMPv6 の近隣探索
アドレスの自動設定DHCPルータからの情報で,ホストが自分のアドレスを自動設定できる(DHCPv6 もある)
ブロードキャストあるない(マルチキャストで代わりをする)
DNS のレコードA レコードAAAA レコード

ICMPv6 の近隣探索は,MAC アドレスの解決だけでなく,自分の IPv6 アドレスがほかのノードと重複していないかの検出にも使われます。

アドレスの種類

グローバルユニキャストアドレスインターネットで使える,世界で一意のアドレス。2001:db8::… のように 2000::/3 の範囲
リンクローカルユニキャストアドレスfe80:: で始まる。ルータを越えず,同じリンク(ルータを介さずに直接つながる相手)との通信だけに使う。インタフェースごとに必ず割り当てられる
マルチキャストアドレスFF00::/8 で始まる

PC に「2001:db8:…」と「fe80:…」の2つのアドレスが付いているのは普通のことで,前者がグローバル,後者がリンクローカルです。

IPv4 との共存

当面は IPv4 と IPv6 が混在します。1台で両方のプロトコルを動かすのがデュアルスタック, IPv6 しかもたないホストと IPv4 しかもたないホストを通信させるのが IPv4/IPv6 トランスレータです。 ルーティングプロトコルも IPv6 用の版が必要で,OSPF はバージョン3で IPv6 に対応しています。

試験での問われ方

当サイトが収録している午前の問題のうち,IPv6・ICMPv6 などの語が出てくるのは22問です。 7割近くがネットワークスペシャリストの午前Ⅱです。型ごとに数えると次のとおりです。

出題された過去問(22問)

リンク先の年度ページで,問題と解説を読めます。

午前Ⅰ(高度試験 共通)(3問)
  • 令和6年度 春期 問15PC からサーバに対し,IPv6 を利用した通信を行う場合,ネットワーク層で暗号化を行うときに利…
  • 令和2年度 10月 問12PC からサーバに対し,IPv6 を利用した通信を行う場合,ネットワーク層で暗号化を行うときに利…
  • 平成28年度 秋期 問12IPv6 において,拡張ヘッダを利用することによって実現できるセキュリティ機能はどれか。
ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ(15問)
情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ(4問)

関連する用語

サブネットマスク・CIDR ARP